加点要素

カテンヨウソ
最終確認 2026/9/15
ひとこと定義

加点要素(加点項目)とは、補助金の審査で、所定の認定・宣言・賃上げなどに該当する事業者に評価点を上乗せする項目であり、対象となる項目、選べる数、満たすべき時点は制度と公募回ごとに公募要領で定められている。

加点要素とは

加点要素(公募要領では「加点項目」「加点審査」などと表記)は、事業計画の審査に加えて、政策的な観点から評価点を上乗せする項目です。

加点があっても採択が約束されるわけではありません。どの程度加点されるかも公表されておらず、新事業進出・ものづくり補助金の公募要領も「一定程度の加点を実施」と書くにとどまります。

持続化補助金(第20回)の加点

【重点政策加点】と【政策加点】からそれぞれ1種類、合計2種類まで選べます。それを超えて選ぶと加点審査の対象になりません。

区分 主な加点
重点政策加点 赤字賃上げ加点、事業環境変化加点、東日本大震災加点、くるみん・えるぼし加点、健康経営優良法人加点
政策加点 賃金引上げ加点、地方創生型加点、経営力向上計画加点、事業承継加点、過疎地域加点、一般事業主行動計画策定加点、後継者支援加点、小規模事業者卒業加点、事業継続力強化計画策定加点 など
  • 賃金引上げ特例(赤字事業者)を希望すると、赤字賃上げ加点と政策加点の賃金引上げ加点が自動的に適用されます
  • 経営力向上計画加点は、基準日までに中小企業等経営強化法に基づく「経営力向上計画」の認定を受けていることが条件で、認定書の写しを提出します
  • 健康経営優良法人加点は、GビズIDの登録情報と認定情報をもとに自動判定され、登録情報の不備や未連携があっても個別対応はされません
  • くるみん・えるぼし加点を選び、政策加点の一般事業主行動計画策定加点にも該当する場合は、重点政策加点の分だけが加点されます

特例は加点とは別の仕組み

持続化補助金(第20回)のインボイス特例(補助上限+50万円)と賃金引上げ特例(補助上限+150万円)は、補助上限を引き上げる仕組みで、加点とは別です。賃金引上げ特例は要件を満たせないと、上乗せ分だけでなく補助金全体が交付されません。

新事業進出・ものづくり補助金(第1回)の加点

加点項目は申請締切日時点で満たしている必要があります。主な項目は次のとおりです。

  • パートナーシップ構築宣言加点(令和8年1月1日に更新されたひな形で宣言を公表していること)
  • くるみん加点、えるぼし加点、健康経営優良法人加点(健康経営優良法人2026)
  • 再生事業者加点
  • 経営革新計画加点
  • 事業継続力強化計画/連携事業継続力強化計画加点
  • DX認定加点
  • J-Startup、J-Startup地域版加点
  • 新規輸出1万者支援プログラム加点、日本の食輸出1万者支援プログラム加点(いずれもグローバル枠に申請する場合のみ)
  • 研究開発費・試験研究費計上に係る加点
  • 技術情報管理認証制度加点、成長加速マッチングサービス加点、アトツギ甲子園加点
  • 地域別最低賃金引上げに係る加点
  • 事業場内最低賃金引上げに係る加点(2025年7月と応募申請直近月を比べて63円以上の賃上げ)

減点項目にも注意

新事業進出・ものづくり補助金では、中小企業庁が所管する補助金で賃上げに関する加点を受けて採択されたのに要件を達成できなかった場合、未達が報告されてから18か月の間、正当な理由が認められない限り大幅に減点されます。デジタル化・AI導入補助金にも、同様の減点の定めがあります。

加点を検討するときのポイント

  • 締切日時点で必要なものは後から間に合わない: 認定や宣言は、取得までにかかる期間を先に確認する
  • 選べる数に上限がある制度がある: 持続化補助金は合計2種類まで
  • 賃上げの加点は後の申請にも影響する: 達成できないと、次の申請で減点されることがある
  • 公募回ごとに見直される: 必ずその回の公募要領で確認する

公式情報

最終確認日: 2026年9月15日

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