結論
ホームページ制作費は、小規模事業者持続化補助金で最大50万円〜250万円(2026年4月時点)の補助対象になり得ます。ただし「ホームページを作るためだけ」では採択されにくく、販路開拓計画の中の一部として位置付けることが必要です。
また、自己資金が30%未満の場合、立替えキャッシュフローで事業が傷むリスクがあります。補助金を使うことが目的化していないかを、最初に問い直してください。
1. ホームページ制作に使える主な補助金・助成金
小規模事業者持続化補助金
最も使われている制度。商工会・商工会議所の支援を受けながら、販路開拓計画を作って申請します。ホームページ制作費は「ウェブサイト関連費」として補助対象。ただし「会社案内サイトを作っただけ」では販路開拓と認められません。集客動線の設計や、新サービスの紹介など、明確な販売拡大目的を伴う必要があります。
IT導入補助金(デジタル化・AI導入補助金)
予約システム、ECカート、業務効率化のためのSaaS導入が対象。素のホームページ単体は対象外です。ECや予約のシステムを伴う場合のみ検討します。
自治体ごとのIT・ホームページ制作補助金
東京都の「創業助成金」や、横浜・大阪・福岡など各自治体が独自にホームページ制作費を含む補助金を出しています。「都道府県名 + ホームページ + 補助金」で検索すると見つかります。
2. 「ホームページ制作で補助金」の落とし穴
落とし穴1: 交付決定前に発注したら対象外
補助金は「交付決定通知が出てから発注・契約・支払い」を原則とします。公募締切から交付決定まで2〜4ヶ月かかるため、急ぎでホームページが必要な場合は補助金は使えません。
落とし穴2: 精算払いで立替え必須
ほとんどの補助金は「自分で全額支払い → 領収書 + 実績報告書を提出 → 後から振込」です。50万円の制作なら、最低でも数ヶ月の立替え資金が必要です。
落とし穴3: 制作内容が変えにくい
採択された計画から外れた制作を行うと、補助対象外になります。「採択後にコンセプトを大幅変更」は原則できません。
落とし穴4: 補助率より制作費が膨らみがち
「採択されたから250万円までいける」と上限まで使い切ろうとすると、自己負担額の絶対額(1/3)も大きくなることを忘れがちです。50万円のサイトを30万円補助で作るほうが手元の現金を消耗しません。
3. ホームページ制作で補助金を申請する流れ
- 公募要領を確認(中小企業庁の電子申請サイト)
- GビズIDプライムを取得(2〜3週間かかる)
- 商工会議所・商工会で経営計画書の支援を受ける
- 制作会社から見積書を取得(複数社推奨)
- 公募締切までに電子申請(Jグランツ)
- 採択発表 → 交付決定通知 → 発注 → 制作 → 支払い → 実績報告 → 入金
期間にして最短でも6ヶ月は見ておく必要があります。
4. 「ホームページ制作で補助金」を使うべきでないケース
- すでに制作会社と契約・発注している
- 1ヶ月以内に公開しなければならない急ぎの案件
- 自己資金が制作費の30%未満で、つなぎ融資の予定もない
- 販路開拓ではなく単なる「会社案内」目的のサイト
- 制作会社が「補助金を使えば実質負担なし」と強調する(集客動線がないと意味がない)
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5. よくある質問
Q. ホームページ制作費は全額補助されますか?
A. いいえ、補助率は2/3または1/2です。50万円のサイト制作なら、補助上限は30〜33万円程度です。
Q. 採択されたら、好きな制作会社に頼めますか?
A. はい。ただし、採択前に提出した計画書の内容と整合性のある発注である必要があります。採択後に発注先を変える場合、相見積もりや変更承認が必要なことがあります。
Q. 採択率はどれくらいですか?
A. 公開されている直近の採択率はラウンドごとに異なります。採択率は変動するため、最新ラウンドの公募要領・結果発表ページで確認してください。当サイトでは採択保証は一切いたしません。
6. 情報源
最終確認日: 2026年4月26日 / 編集: 補助金・助成金リアリティ編集部
この記事を書いた人
中小企業庁・厚生労働省・各都道府県の公式公表内容を一次情報源に、補助金・助成金の「申請すべきか/見送るべきか」を中立的に伝えるための編集チーム。 採択保証表現や申請代行業者の宣伝は行わず、採択率・準備負担・立替期間・実績報告の負荷といった現実的な観点から判断材料を提供することを編集方針としています。
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補助金は公募ラウンドごとに要件・補助率・締切が変動します。「最終確認日 2026/5/1」以降に変更があった場合、 お問い合わせフォームよりご指摘いただけますと、24時間以内に確認のうえ更新いたします。
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