繰越払いとは
繰越払いは、補助金の 補助対象期間内に支払いが完了しなかった経費を、次年度(または翌補助対象期間)に繰り越して支払う 方式です。
補助金は原則として「補助対象期間内に検収・支払いまで完了」が要件のため、繰越払いは 例外的な措置 です。
繰越が認められる主なケース
- 大規模設備の納期遅延(メーカー側の事情)
- 災害・パンデミック等の不可抗力
- 補助対象期間延長の正式承認を受けた場合
- 政府承認の事業繰越案件
主な手続き
- 補助対象期間内に支払い不能を察知(早期検知が重要)
- 事務局に 繰越承認申請 を提出(理由書 + 証憑)
- 事務局審査・承認
- 次年度予算に繰越(事務局側の予算措置)
- 翌期に支払い・実績報告
落とし穴
落とし穴1: 自社判断での繰越は不可
事業者が独自に「来期に支払えばいい」と判断するのは 絶対NG。事務局の事前承認が必須。
落とし穴2: 承認まで時間がかかる
繰越承認の審査は 数週間〜数ヶ月。早めに動き出さないと間に合いません。
落とし穴3: 全額繰越できないケース
部分繰越のみ認められるケースあり。残額は補助対象外(自己負担)。
落とし穴4: 翌年度予算の制約
事務局側の翌年度予算次第で繰越承認が下りない可能性。
繰越が認められない典型ケース
- 事業者の事務遅延
- 業者選定の遅延
- 計画変更未承認のまま実施
- 単純な見積もりミス
代替策
繰越が困難な場合の代替策:
- 計画変更承認で事業内容を縮小(計画変更承認参照)
- 一部経費を自己負担に切り替え
- 事業辞退(既発生経費は自己負担)
最終確認日: 2026年5月