業務改善助成金
業務改善助成金は最低賃金近傍労働者の賃上げ+設備投資で補助率3/4〜4/5・上限600万円。厚労省所管・要件を満たせば支給・賃上げ維持義務の現実を中立解説。
申請要件
採択後の発注が原則。違反すると対象外。
申請の難易度
一定の準備時間と書類整備が必要です。事前に[GビズIDプライム]や見積書取得など計画的な準備を推奨します。
制度の概要
業務改善助成金は、厚生労働省が所管する最低賃金引上げと生産性向上の設備投資をセットで実施した中小企業・小規模事業者を支援する助成金です。事業場内最低賃金が地域別最低賃金近傍の労働者を抱える事業所が対象で、助成率は最大4/5(80%)と高い水準です。
主な対象経費(生産性向上の設備投資)
- 機械設備(POSレジ、券売機、業務用機器)
- 配膳ロボット、自動釣銭機
- 業務管理ソフトウェア
- ECサイト構築
- コンサルティング費用(生産性向上アドバイス)
- 人材育成・教育訓練
助成率と上限
- 助成率: 3/4〜4/5(事業場内最低賃金 1,050円未満=4/5、1,050円以上=3/4)
- 助成上限: 30万円〜600万円(「50円・70円・90円」の3つの引上げ額コース × 対象労働者数 × 特例事業者かで決まる)
引上げ額が大きく対象人数が多いほど上限が上がり、賃金要件等を満たす特例事業者で最大600万円です(令和7年度に生産性要件は廃止)。
申請の要件
採択率と難易度
審査採択型ではなく、要件を満たせば支給される助成金型です(採択率の公式公表はありません)。社労士のサポートで書類を整備すれば受給は比較的確実。
注意点
- 賃上げ後の維持義務違反は助成金返還命令の対象
- キャリアアップ助成金・介護報酬の処遇改善加算との同一賃上げ重複適用は不可
- 最低賃金近傍労働者がいない事業所は対象外
- 設備投資なしの賃上げのみでは対象外
公募と振込まで
- 公募: 年度ごとの期間制(令和8年度は2026年9月1日〜。締切は申請事業所の地域別最低賃金発効日の前日 または11月30日のいずれか早い日。予算上限で早期終了の場合あり)
- 振込まで: 申請から3〜5ヶ月(補助金より短い)
申請の流れ
- 設備投資計画 + 賃上げ計画作成
- 都道府県労働局に事前申請
- 交付決定通知の受領
- 設備導入 + 賃上げ実施
- 実績報告書提出
- 助成金支給
最終確認日: 2026年6月
→ 詳細は 業務改善助成金 申請判定ガイド
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本制度は 交付決定通知の受領後に発注・契約・支払い が原則です。 これに違反すると、採択後でも対象外になります。 公募締切から交付決定まで2〜4ヶ月かかるため、急ぎの案件には不向きです。